1951年に誕生した「東映京都撮影所」は、
屋内スタジオ13棟を所有する
日本最大級の撮影所で、
映画製作累計本数2,000本以上、
テレビドラマは9,000話数以上の
作品を輩出して参りました。
その撮影所の屋外スタジオを公開し、
日本で初めて時代劇撮影をライブ見学できる
テーマパークとして1975年に誕生したのが
「東映太秦映画村」です。
その50年の歩みを、ここにご紹介いたします。
1975
1975.4.20
「1日映画村」の実施
映画村オープンに向けての実験として東映京都撮影所を1日開放する「1日映画村」を実施。
約2万人の入場者を記録した。
1975.11.1
東映太秦映画村オープン
時間に追われ、雨にたたられた建設の日々を乗り越え11月1日にオープン。
押し寄せる人の波に、不安と緊張は一転して大きな喜びと変わった。
オープン初日より3日間で70,000人以上を動員。
初代マスコットキャラ。
お披露目の時点ではまだ名前はなかったが、翌年「かんたろう」に決定。
1977
1977.4.1
新施設一斉完成
大手門・中村座・お白洲のセット・ガラス張りステージなど、映画村の名所となる新施設を一斉にオープン。
1977.9.28
「綱渡り忍者」登場
東映と映画村が共同で製作した「柳生一族の陰謀」のPRために登場。長く愛される忍者に。
1978
1978.4.1
怪獣の出る「新・港町」完成
時代劇の世界と怪獣・・・意表をつくアイデアが当初から大受けの新名所。
1978.10.12
1代目「チンチン電車」登場
この年の9月末に全廃された京都市電を保存するため1800型1両を購入し、公開展示を行う。車両の搬入は早朝、大手門から行われた。
1979
1979.4.1
夢の国「ミニランド」完成
動きを伴う精巧なミニチュアの世界が大好評。この年の目玉施設であった。
1980
1980.1.2
明治通りに2代目「チンチン電車」登場
1代目の京都市電・1800型が老朽化により廃車。変わって京都最古のN電を復元した新造車が登場。今も人気のフォトスポットに。
1980.4.1
「映画の泉」完成
開村5周年のモニュメントとして建造。映画村が選んだ世界の名作映画50作品のレリーフが周囲を飾る。※写真はレリーフが入る前。
1980.11.1
2代目マスコット「かちん太」誕生
開村5周年を記念した2代目マスコットキャラとなる「かちん太」が誕生。弟の「ロケスケ」、ガールフレンドの「アップちゃん」と「かちん太ファミリー」として活躍。
1982
1982.3.31
新「映画文化館」完成
開村7周年記念事業として、鉄骨3階建ての立派な建物に生まれ変わった「映画文化館」。貴重な映画の資料を多数展示。
1989
1989.11.12
「SFXチャンバランド」オープン
木々が動き、岩山より大量の水が溢れ出す。そして突如現れるのは何故か怪獣。約18年間、珍スポット?として活躍。
1997
1997.3.20
大型屋内施設「パディオス」オープン
雨天時でもお楽しみいただけるよう、屋内施設をオープン。ライブシアターや、各種アトラクションなどが充実。
1999
1999.7.18
最恐のお化け屋敷「奈落之棲人」オープン
東映の俳優陣がお化けを演じ、東映の美術スタッフが内装を手掛ける、まさに東映の映画演出と技術を総結集した最恐のお化け屋敷「奈落之棲人」が誕生。日本で最も有名とも言える名物「お化け屋敷」となった。
2007
2007.7.18
「御利益ランド」オープン
映画「憑神」の公開を記念して、「SFXチャンバランド」が「御利益ランド」にリニューアル。岩山から突如現れる「御利益大明神」のシュールさは何度見ても笑わずにはいられない。
2011
2011.9.11
開村以来最大規模のリニューアルを実施。
今も映画村で1・2を争う人気アトラクション「からくり忍者屋敷」をはじめ「アニメミュージアム」「浮世絵美術館」の3つの新アトラクションがオープン。
JR太秦駅からのアクセスに便利な新ゲート「撮影所口」も開設。
2020
2020.10.3
「エヴァンゲリオン京都基地」グランドオープン
世界初、乗れるエヴァとして、映画村にエヴァンゲリオン初号機が登場。インバウンドのお客様にも大人気のアトラクションとして、新たな映画村の顔となる。
2024
2024.4.7
現行の時代劇セットのクランクアップ
2025年~の映画村フルリニューアルに先立ち、約50年の歴史を誇る時代劇セットをフルリニューアルします。現行の時代劇セットは4月7日をもってクローズし、クランクアップを迎えます。
2025
2025〜
映画村フルリニューアル
第1期エリアオープン
2024年~2028年までの約5年をかけて段階的に全面リニューアルを行う映画村。 2025年には第1期エリアをオープンいたします。新しい映画村にご期待ください。